
西条高校 校歌
●西条高等学校 校歌
昭和10年制定
高野辰之作詞
信時潔作曲
四国の連峰そびらに負いて
燧の洋に向かいて立てる
わが西条は人の気剛に
力と熱とに伸びゆく処
昔を語る古城の跡に
時の流れに棹さす術を
人の踏むべきまことの道を
学びてたゆまぬ健児は我等
かの加茂川の清きは心
石鎚山の高きは理想
己と励みて正しき方に
歩みを運ぶは我等の願い
瑞穂実ればうなじを垂るる
若き我等は望みを潜め
驕りと誇りを敵と忌みて
額の汗もて未来に生きん
我が青春
●我が青春
昭和31年
高木貞一詞・曲
我が青春の意気はもえ
大地をふみてここに立つ
西条西条西条
試練の苦杯幾度ぞ
選手の胸を君知るや
フレ西条フレ西条
フレフレフレ西条
我が青春の意気はもえ
勝利の誉担いたる
西条西条西条
今勝たずんは何時の日か
栄冠はゆる時ぞある
フレ西条フレ西条
フレフレフレフレ西条
我が青春の意気はもえ
長棍痛打火のことく
西条西条西条
ためすは今ぞこの力
起て起て選手いざやたて
フレ西条フレ西条
フレフレフレフレ西条
燧の灘
●燵の灘
昭和35年
工藤寛詞 (29回卒)
遊佐直司曲
燧の灘の潮風に
山の王者の石鎚を
仰き鍛えしひと筋の
球史は古し西条校
フレフレ西条フレフレ西条
フレフレ西条
ああ炎熱の甲子園
清純無垢の若人の
球技に寄する絶讃は
マンモス屋根にどよもせり
フレフレ西条フレフレ西条
フレフレ西条
ああ絢爛の決勝戦
攻防重ね十五回
意気と粘りに耐え抜きて
優勝の夢今ぞ成る
フレフレ西条フレフレ西条
フレフレ西条
くれない燃ゆる優勝旗
今こそくぐる大手門
ああ栄冠をかち得たる
勇者のほまれいや貴し
フレフレ西条フレフレ西条
フレフレ西条
南海道前(沈殿節)
●南海道前(沈澱節)
大正11年
桑原直太郎詞・曲
南海道前西条町
元は常盤の松平
藩の金城湯池なる
大手の門をそのままに
中学校と命名す
新居の育英の根源地
外界の魔風吹かば吹け
四囲の俗塵立たば立て
我が学園の百千鳥
鳴くや朗々咿唔の声
公明正大日月の
高き理想の花らんまん
手づから打つや石鎚の
山と積まばや新知識
流れを汲むや加茂川の
古来の道義濁さじな
別して強きエネルギー
心身共に植えつけん
忠と囀る村雀
孝と鳴くなり里烏
斯道興廃今如何に
烏の□□似何かせん
教育聖諭服膺し
讃えまつらんかしこみて
威風凛々あたりをば
払うは何か我が校旗
西中の紋鮮かに
竿頭石突するどしや
いざもろともにこの旗を
誉も高く押し立てん
西條高等女学校校歌
●西條高等女学校校歌
明治44年
作者不明
あやにかしこきすめらぎの
下したまひしみことのり
学びの道の大綱と
定められたる教へごと
朝な夕なにくりかへし
深くも胸に刻みつつ
皆とりどりにいそしみて
文の林に分け入らむ
雲間に高き石鎚の
峯ぞわれらが想なる
流れも清さ加茂川の
水ぞわれらが心なる
園の姫松色かへず
庭の若竹すなほにて
育てられつる学びやの
光を四方に示さばや