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ごあいさつ
道前会会長 真鍋 和年
(66回)

最近、ニューノーマルという言葉を耳にする機会が増えてきたような気がします。「新しい常態」と訳すのだそうですが、コロナが治まって(正確にはコロナ感染症が収束したのではなく、コロナパニックが治まって)ようやく社会生活も常態(平常の状態)に復してきました。しかし、ここはニューと言われるくらいですから、新しい生活様式に置き換った部分、新しい生活習慣が導入された部分があり、そこに目をやると、確かに私どもが戸惑うような大きな社会的変化が進行していることを実感致します。「ソーシャル・ディスタンス」の掛け声に促されてかオンライン化が決定的に進み、テレワーク、オンライン会議、リモート教育、非接触型サービス等の進行が、経済社会を変えそうな気配ですし、日常的な手洗、消毒、マスク着用等の励行が公衆衛生のあり方を変えてしまいそうな勢いです。
 
そうした中、道前会の活動も活気を取り戻して参りました。昨年6月4日の東海道前会を皮切りに、岡山(6/18)、東京(6/24)、近畿(7/9)、松山(10/21)、広島(10/22)、と続き、最後は11月11日に120名のご参加を頂いての本部道前会総会で締めとなりました。
 
道前塾も、昨年は西条高校文化祭(9/22)の道前会コーナーにおいて、日頃から様々なご支援を賜っている国立研究開発法人 物質・材料研究機構特別名誉研究員 原田広史博士にご指導を頂くことができました。9月28日には、岡山大学副学長の三村聡先生(78回)とJR四国の四之宮和幸代表取締役専務(83回)にご登壇頂き、「地域課題の解決に向けた探究学習のトビラ」地域課題発見のヒント~ と題して、一年生全員を対象にシンポジウムを開催することができました。コーディネーターは不肖が務めさせて頂いたところです。
 
また、皆様の後輩達の活躍も目を見張るものがあります。特筆すべきは、スーパーサイエンスハイスクール指定を背景に、大屋智和先生が指導される科学部が、紙おむつの炭素化リサイクルシステムの研究で高校化学グランドコンテストで高い評価を受け、昨年は台湾、先達てはチュニジアの世界大会出場を果たしました。チュニジアでは準グランプリ、金メダルに輝いております。
 
このように頑張っている西条高校の更なる支援と会員相互の親睦の増進に引き続きのご理解、お力添えを賜りますことをお願い申し上げますとともに皆様のご健康、ご活躍をご祈念申し上げ、あいさつとさせていただきます。