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藤田 元司  第52回卒(巨人軍投手、監督、野球殿堂入り表彰者)


慶応大学進学後六大学のスター選手として神宮球場を沸かせた。

大学卒業後、日本石油を経て巨人に入団し、いきなり17勝をあげて新人賞に輝く。巨人在籍8年で119勝をあげた。

現役引退後、1981年長島監督の後を受けて巨人監督に就任し1年目で日本一を達成、翌年もリーグ優勝を果たしたが、日本シリーズで敗れ監督を退任した。

その後、NHKの解説者をしていたが、巨人軍オーナーからの要請を受け1989年再び監督に復帰、前回同様リーグ優勝を成し遂げ日本シリーズも勝利し日本一を達成した。その翌年もリーグ優勝を果たしたが日本シリーズに敗れ1992年勇退した。

現役時代は颯爽とした姿やスマートな物腰から球界の紳士と呼ばれていた。また、氏の指導力は卓越しており、第1次監督時代は江川卓・西本聖・定岡正二、第2次監督時代は、槙原寛実・斎藤雅樹・桑田真澄、の三本柱を確立させ投手陣の整備を行った。

また野手では、川相昌広・緒方耕一の積極的な起用、駒田徳広・岡崎郁の"名脇役"としての確立等「磨けば光る逸材」を輝かせることにかけては定評があった。

監督勇退後はNHKで解説者をつとめる傍ら、巨人軍のOB会長や愛媛マンダリンパイレーツのアドバイザースタップを勤めた。1999年野球殿堂入り表彰を受けた。

Photo 栄光教会・牧師館 西条高校の周辺

栄光教会とお堀の鯉

 

栄光教会内部

 

栄光教会牧師館

 
■栄光教会・牧師館

 堀の内にあるえひめ民芸館・西条郷土博物館と栄光教会・牧師館は、クラレ西条工場の経営者・故大原總一郎氏の支援によって建てられたもので、設計は倉敷生まれの有名な建築家、浦辺鎮太郎氏です。